不動産投資の注意点

お金の科学室

不動産は資産か?

昨今のお金の不安から、不動産投資への関心が高まっています。

「金持ち父さん貧乏父さん」では、「持っているだけでお金が入ってくるものを資産、お金が出ていくものを負債と呼びました。

金持ちは資産を持つから金持ちになります。アパート・マンションも資産になり得るものの一つです。

しかし、何も考えずに不動産を所有するのは危険です。不動産は場合によっては負債になることもあるので、注意が必要なのです。

家賃収入<維持費にならないか?

不動産初心者は家賃収入だけを見てしまいがちです。しかし不動産を所有するのに維持費などの出費が発生します。

この出費が家賃収入よりも多くなってしまうと、不動産を持っているだけでお金がどんどんポケットが出て行ってしまいます。


見込まれる収入額をあらかじめ想定しておく

空き部屋になる可能性

広告などで「家賃収入 月60万円!」や「利回り10%!」をよく見かけますが、広告に記載されている家賃収入は満室なのか空き部屋がある状態での収入なのかを疑いましょう。

多くの場合、満室を想定して家賃収入を割増して掲載している可能性があります、

例えば1部屋の家賃が6万円で、10部屋あるマンションを購入した場合、満室になれば月60万円の家賃収入が得られます。しかし現実は、なにも手を打たずに満室になることはほとんどありません。

人口が減少している日本では、空き家の件数が増えています。せっかく購入したのに空き部屋率が高くて赤字になることもあります。

満室にするために、住人を呼び込むための広告費用もかかりますし、オートロックなどの防犯設備(住むのに魅力を感じさせるための出費)が必要になります。

そのため、想定家賃収入を満室ありきで考えるのではなく、空室が出ること前提で見積もると良いでしょう。

維持費の出費が多くなる

不動産を所有していると当然出費が発生します。

例えば、マンションを棟ごと所有する場合と、部屋だけを所有する場合、外壁工事などの出費が出るため、棟ごと所有する方が維持費が高くなります。

維持費が高く、人が入らずに家賃収入が入らない状態になってしまったら、持っているだけでポケットからお金が出ていく負債となってしまいます。

独りよがりになると損をする

このように入ってくる収入だけを見ていては、いつの間にか出ていく出費の方が多くなっていて損をしてしまったということになりかねません。

「自分だけはなんとかなる」や「他の人はやり方が下手だったんだ」など、自分の考えに固執して独りよがりな考えになってしまうのが一番危険です。

謙虚に学ぶ姿勢があるか

不動産投資もただ勉強すればいいわけではありません。ただ勉強会を聞きに行って自分で考えることをしなければ意味がありません。

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