お金を増やせない人の考え方

お金の科学室

貧乏人にとってお金は「ものを買うための道具」

貧乏な人にとってお金とは「ものを買うための道具」に過ぎない。

例えば「学生のアルバイト時代では食費をなるべく節約していたのに、社会人になって食費が少し増えた」「ボーナスが入ったから自分へのご褒美に高いものを買った」などの経験があるだろうか。

もちろん一生懸命働いて稼いだお金を何に使おうが自分次第だ。

しかしお金を単なる「ものを買うための道具」と思っている人は、収入が上がると生活水準も上げてしまいがちだ。

これでは手持ちのお金も増えることはない。

お金持ちになるための近道は、収入を増やす以前に支出を見直すことが重要である。

支出先は「資産」「負債」「出費」の3つのみ

出費とは「ただ出ていくお金」のことであり、例えば生活費や娯楽などお金が出ていってそれっきりのものである。

資産とは「持っているだけでお金が入ってくるもの」である。

例えばアパートやマンションを持っている場合、そこに人を住ませることで家賃収入を得ることができる。また株式を持っている場合、その会社の売り上げの一部として配当金をもらうことができる。

また負債とは「持っているだけでお金が出ていくもの」であり、いわば借金のことだ。数百万円の借金(負債)を持っている場合、毎月の支払いの義務が発生する。

よく「持ち家は資産だ」と言われるが、持ち家は自分たちだけで住む場合は、ローンを組んで毎月お金が出ていくものであるので「負債」である。

この「資産」「負債」「出費」の3種類の支出先があることを知り、自分がどの支出先に多くお金が出ていっているのかを知ることが、自分のお金を守る術となる。

お金持ちは資産を増やす

貧乏な人は資産と負債の違いが理解できておらず、知らない間に負債を増やしてしまいがちだ。資産と思っていた持家や車を買うことでローンという負債を増やしてしまう。

また資産というものを知らず、お金を「ものやサービスを買うための道具」と思っているため出費を重ねてしまいがちだ。

本当の意味での資産とは、持っているだけで自分のポケットにお金を入れてくれるものであり、金持ちは「会社」や「株式」「不動産」などを買う。「会社」は持っているだけで売り上げの一部として役員報酬を得ることができるし、「株式」は配当金、「不動産」は家賃収入という形でお金をもたらしてくれる。

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